片付けをすると部屋がキレイになるメリットを得られるのは当然ですが、それ以外にも嬉しいことがたくさんあります。
物があふれた環境で暮らしていると、大切なお金を無駄遣いすることに繋がります。
また、散らかった部屋の中では探しものをする時間が増えたり、着ていく服に迷ったり、やりたいことをやる時間はどんどん減っていきます。
片付けを進めるためには考え方を変える必要があります。
この記事では片付けを進めるための考え方を紹介します。
本当に必要なものは少ないことに気付く
家にあるものを次の3種類に分けてみましょう。
■ 必要なもの
■ どちらともいえないもの■ 不要なもの本当に必要なもの
あらためて分類すると、本当に必要なものは意外と少ないことに気付きます。
例えば、スマホなどを手放したいという人は少ないと思います。
愛着のあるものだけに囲まれて生活するのはとても幸福を感じることができ、物欲も減っていきます。
実際に、常時使っているものをカウントしてみるとそれほど多くないはずです。
どちらともいえないもの
「どちらともいえないもの」はいわゆる問題児です。
これが大半を占め、部屋に物が増える原因となります。
ほとんどの場合、このまま使うことがありませんので、思い切って捨てるか売却しましょう。
どうしても処分できない場合は避難場所を作り、〇日間使わなかったら手放すといったルールを作成しましょう。
これで大抵のものは処分できるはずです。
不要なもの
不要はものは問答無用でいますぐ捨てましょう!
100害あって一利なしです。
不用品を売却してお金を得ることができる
「どちらともいえないもの」や「不要なもの」のなかには、意外と売却できるものがあることに気付きます。
自分には不要では他人にとっては必要であるものもあります。
物が多いと物欲がかきたてられたり、広い家に住まないといけなくなります。
そうすると、家賃も高くなり、掃除も大変。衛生的にもよくなく、ストレスも溜まります。
実際に私も本が500冊近くあり、生活スペースがかなり圧迫されていました。
必要な本は電子化、不要な本は売却することでスッキリとしました。
浮いたお金は貯金や自己投資、金融投資、経験などに使うことでいい循環を生むことができます。
物が長持ちする
必要なものだけを残すと、質のいいものを厳選し、心理的に長く使いたいと感じるようになります。
消耗品として買い替えるという選択肢もありますが、管理コストや手間でかえってお金と時間がなくなっていきますので注意が必要です。
時給換算で考えることができる
あなたの時間はタダではありません。
片付けをすることで、お金と時間の大切さを知ることができます。
例えば、○○を買うために何時間働かないといけないのか考えられるようになります。
そうすると、これは本当に必要なのか不要なのか判断できます。
つまり、対価に見合った物なのかを考える習慣がつきます。
その結果、無駄なものを買わなくなり、必要なものだけ買うようになるので、お金がどんどん貯まります。
価格と価値の違いを考えることができる
今まで、単純に安いからといって買ったものはありませんか?
片付けをすることで本質的な価値を考えられるようになります。
100円のものでも50円の価値しかないなら買う必要はありません。
逆に10,000円でも100,000円の価値があれば買った方がいいでしょう。
安いから買うというマインドですと、お金がどんどんなくなっていくので気を付けましょう。
生活水準を抑えることができる
不思議なことに片付けをしていくと、物欲がなくなっていきます。
物が少なくなると、同時に生活コストも低くなっていきます。
私も以前は結構な浪費をしていましたが、現在は月10万円ぐらいで暮らせるようになりました。
生活水準を上げるのは簡単ですが下げるのはとても難しいです。
収入の増減をコントロールするのは難しいですが、生活水準は自分でコントロールすることができます。
時間の余裕が生まれ仕事や勉強がはかどる
片付けをして物が少なくなるとやるべきことが限られます。
そうすると圧倒的な時間が生まれます。
その時間で集中して仕事や勉強をしたり、新しいアイデアを考えたりできます。
そうすると、行動の質は上がり、お金がどんどん増えていきます。
投資にお金を回すことができる
お金の使い方には、消費・投資・浪費の3種類があります。
生活費はいわゆる「消費」になりますが消費が減ると余剰資金が生まれます。
お金が貯まらない人はこれを「浪費」に使ってしまいます。
一方、お金が貯まる人は投資にお金を回す傾向があります。
投資は自己投資や金融投資など様々なものがあります。
投資をする際のポイントは、投じたお金以上の金額が回収できるかを考えることです。
また、投資はすぐに結果がでるものではありませんので、継続することを意識しましょう。

今を楽しむために「浪費」も必要ですが、3つの支出のバランスを考えましょう。
人間関係を整理できる
人間関係の整理も片付けと本質的には似ています。
社会的なつながりは人が幸福になるためにとても大切です。
本当に必要な人間関係に絞ることでポジティブな人間関係が構築されていきます。
ポジティブな人間関係が構築されると、周りにどんどんいい人が集まってきます。
そうすると知らない間に仕事が回ってきたり、いい循環が生まれます。
よい人が集まるところによい仕事も集まり、どんどんお金が増えていきます。
家事を効率化することができる
片付けをすることによって掃除の頻度や時間が短縮されます。
また、乾燥機付き洗濯機やロボット掃除機を使うことにより、家事が劇的に効率化します。
家事が効率化されるとストレスが減少し、ストレスによる浪費も減っていきます。
新しいことにチャレンジできる
片付けをすると、いつでもスッキリした気持ちで過ごすことができます。
空間のゆとりは、心の余裕につながり新しいことにチャレンジしてみようという気力がわいてきます。
両手がいっぱいだと新しいものを掴めませんが、片手を空けることで新しいものを掴むことができます。
住む場所にとらわれなくなる
生活費のなかで住宅費が占める割合はとても大きいです。
ものが少ないと、コンパクトな部屋に住むことができ、生活コストをぐっと抑えることができます。
広い家に住むのは心の豊かさにつながるのであれば問題ありませんが、掃除の手間が増えたり、管理が大変になることも考えましょう。